「岡本社長(吉本興業)の会見を見て感じた会社の在り方と現場主義の重要性」◇ 日記

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目次

  1. 岡本社長の過ち
  2. 周りの意見を聞く姿勢
  3. 会社の軌道修正
  4. まとめ

 

岡本社長の過ち

 

今回は芸人の罪に関してではなく、岡本社長の会見に関して書いていきたいと思います。

 

まずはじめに、今回のことは芸能界だから、吉本興業だから、ということではなく他の大企業にも当てはまる内容が含まれていると思います。

 

ですのでそういう視点でも見ていきたいと思います。

 

岡本社長のマズかった点は以下の2点だと私は考えています。

 

①上から目線だった(空気感を読めていなかった)

②芸人の立場に立てていなかった

 

まず、「テープ撮ってへんやろな」という冗談。これは和ませようとしての発言だとおっしゃっていました。

 

相手が冗談と受け取る状況なのか、真に受ける状況なのか、その判断すらできなくなっていたということです。

 

つまりそこには岡本社長と宮迫さん亮さんの温度感がかなり違っていたことが伺えます。

 

また、他の芸人さんたちの擁護発言、松本さんやさんまさんの発言、これらを聞いて「芸人さんの気持ちを考える」「芸人さんの立場に立つ」ということをもっと早く感じ取り、動くべきだったと考えています。

 

これは一般企業でも同様です。社員の意見、世間の意見、経営陣はこれらをいかに汲み取り対応するかが重要です。

 

危険予知、危機察知能力に課題があったと言わざるを得ないと思います。

 

周りの意見を聞く姿勢

 

ダウンタウンの松本さん、さんまさんの助言があって今回の会見が実現したそうですが、周りの意見を聞く姿勢は素晴らしいと思います。

 

経営者として、何があっても自分の意見を押し通す人もいます。しかし岡本社長は、会社にとって何が最善かの判断をしたのだと思います。

 

宮迫さんの契約解除、これをすることで追随する人や反旗を翻す人が出ること、重鎮たちを敵に回すこと。

 

それらがどういう結果をもたらすかは火を見るより明らかです。

 

よく、良い経営者はうまく「人に頼る人」「人の活かし方がうまい人」と言います。岡本社長も会社が芸人さんで成り立っていること、もっと頼らなければならないことに気づいたのではないでしょうか。

 

会社の軌道修正

 

今回の一件は吉本興業にとっては再生に向けてのいいキッカケになると思います。現体制に対する不満は皆持っていたようですが、このような事態にならない限り世間には分かりません。

 

何か問題が起こるのは時間の問題だったと思います。このタイミングで膿を出しきり再出発することが重要です。

 

岡本社長がこれを機に「現場最優先」「芸人さんの働きやすい環境作り」に動いてくれることを願います。

 

まとめ

 

今回の騒動は一部の芸人さんの不祥事から始まったものです。しかし、そこから見えてきた会社の問題点。

 

嘘をついた人は嘘をついた人で責任は取るべきです。でも私は引退までする必要はないと思っています。

 

会社は会社でこれを機に体制を改めるべきです。このニュースを聞いていて、他人事には思えなくて…

 

働く人が生き生きと働ける環境、それを整えるのが経営層の責務だと強く思います!