最近PDCAサイクルが日本を停滞させている元凶だ、日本人の判断の遅さはそれが原因だという主張をよく聞きます。
そしてそういう主張をしている人々はまた新たなアルファベットを並べ、こちらの方がいい、と主張しています。
ちょっと待ってください!私からすればそれらの主張自体が「??」です。ちなみに私の会社はPDCAの信者です(笑)
目次
- PDCAとは?
- 私の考え
- まとめ
PDCAとは?
Plan(目標設定と計画)
Do(実行)
Check(検証)
Ac t(改善)
これを続けることで仕事の効率を上げ、新たなことに挑戦し、会社の売上・利益を上げようという考え方です。
このサイクル自体は必要なことだと思います。私がPDCAサイクルで腑に落ちない点は、それ自体ではなく「PDCAにとらわれすぎている人たち」です。
そういう人たちを見ていて感じることは、「頭が固いな〜」ということです。
私の考え
プランを考える時間がない時はDOから始める時もあってもいいと思いますし、実行しながらプランニングする時もあってもいいと思います。
逆に時間的制約があまりなく、深く考えた方がいい案件はしっかりプランニングするべきです。
つまり、
臨機応変な対応、これが私の考えるベストです。
PDCAもOODAも、どれも正解だと思います。時と場合によっては。どちらが間違っていてどちらが正しいという議論自体が私からすると不毛なことです。
PDCAもやり方次第です。スピード感がないのは、やり方が固定化されているから、柔軟な対応ができていないからだと思います。
例えば、私は昔証券マンだったのでその時の事例を出します。
お客様に投資信託を買ってもらいたいとします。この時に私ならまずプランニングはしません。
【ステップ】
1.訪問してとにかく買ってくれと営業
➡︎買ってくれない
2.お客様の要望を伺う
3.即対応できる内容ならその場で営業
4.打開策がなければ社に持ち帰る
5.プランニング
6.再アプローチ
➡︎買ってくれない
7.検証、修正
8.再アプローチ
この繰り返しです。絵空事でまずプランニングした方がいい場合、まずはプランニングするための材料が必要な場合、様々です。
お客様が買いたくない理由は何なのか?
- お金がないのか
- 商品が気に入らないのか
- 短期で運用したいのか
- リスクを抑えたいのか
- 税金を気にしているのか
- 私のことが嫌いなのか(笑)
一度当たって砕けてからプランニングした方がいいこともあります。成功に近づく材料が手に入ることもあるので。
そもそも材料が揃っているなら入念にプランニングしてからアタックしますけどね。
まとめ
総括すると、誰かの何かに頼るのではなく、常にベストを考え続けること、それが大事だと思います。
たまたまそれがPDCAサイクルの場合もあると思いますし、そうでない場合もあると思います。
私が一番大事にしていることは、
「なぜ??」
という思考です。何事にも「なぜそうなるのか?」「なぜダメなのか?」考えるようにしています。
そして原因が分かれば次のステップは「どうするか?」です。なぜ?がなければ次はありません。
なぜ?と自問自答を続けています。それを考えなくなった時、私は社会人として止まってしまうと思います。
抽象的な話になってしまいましたが、少しでも参考になればと思います。