ZOZOの前澤社長、いつも新しいことを実行に移します。今回はアルバイトを時給1,300円で、しかも2,000人雇用するとのことです。
そしてそれをツイッターで発信しました。私なりの捉え方でまとめます。
目次
- アルバイトの採用コスト
- ツイッターの効果
- まとめ
アルバイトの採用コスト
一般的にはアルバイトを1人採用するのにかかるコストは51,000円と言われています。
つまり2,000人採用しようとすれば単純計算で約1億200万円コストがかかります。
また、採用した人が1年以内に辞める確率(離職率)はアルバイトだけに限ると飲食・サービスでは50%とも言われています。
つまり、2,000人雇ったとしても1,000人は1年以内に辞める可能性があるということです。
離職率が低い職場の条件は、
「給料がいい」
「働く環境がいい」
「人間関係が良好」
「仕事のやりがい」
などです。いかにそれらをアピールできるかで採用は決まってくると思います。
ツイッターの効果
前澤社長のツイート後、
「時給高くていいな〜」
「夢を応援してくれる企業って素敵!」
「応募しようかな〜!」
などフォロワーからは高評価が相次いでいます。宣伝効果は抜群です。おそらくこのツイートを見て応募してくる人は多いと思います。
もしツイッターだけで2,000人集まれば採用コストの1億が経費削減できます。もちろん時給アップ分の経費は上がりますが。
今まで1,000円だった時給を300円アップすることになるので、単純計算ですが、
300円 × 7h × 16日 × 12ヶ月
=403,200円
1人あたり年間で約40万円増ですので2,000人になると約8億円になります。これはただならぬ金額です。
しかし、お金ではなかなか測れないのが、「優秀な人材確保」です。
優秀な人材を確保できれば、作業効率は上がりますし会社としては幹部候補としても期待ができます。
そして古今東西、優秀な人材は報酬の高いところに流れていきます。安くいい人材を確保することは至難の業です。
ですので、たとえ8億円の経費が増えたとしても優秀な人材を確保でき、かつ彼らが長期で働いてくれれば会社としてはプラスに働くかもしれません。
新たに雇用した2,000人の中からキラリと光る逸材を見つけ出せる可能性もあるわけです。
まとめ
率直な感想として、前澤社長は経営センスの塊のような人だと思います。上記のようなお金の面だけではありません。
おそらくツイッターでの「夢を追いかけている人を応援したい」というのはつまり、「自分のような人材が欲しい」ということだと思います。
かつての自分のように夢を追っている人が会社に欲しい、そう読み解きます。
前澤社長、これからも注目していきたいと思います!!